「動画編集スクールって、受講する価値あるのかな?」
「受講料や時間が無駄にならない…?」
このように、動画編集のスキルを身に付けたいけれど、独学で習得するか、動画編集スクールで学ぶか、迷っている人も多いのではないでしょうか。
近年盛り上がりをみせるYouTubeやTikTokの影響から、動画編集のスキルを身につけ、副業やフリーランスで動画編集者として活躍する人が増えています。
株式会社サイバーエージェントの『2021年国内動画広告の市場調査』※によると、2021年は前年対比142%成長し、動画市場は今後も伸び続けると予想されています。
参考)サイバーエージェントhttps://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=27195
このままだと、2022年には5,497億円、2025年には1兆465億円に達する見込みで、動画編集の需要は今後ますます高まっていくでしょう。
このような勢いもあって、動画編集スクールは、通学型やオンライン型など、数えきれないほど存在していますが、それと同時に、YouTubeでは動画編集に関する様々なチャンネルが無料で配信され、独学者向けの書籍も数多く出版されているのが現状です。
そんな中で、あえて動画編集スクールに通う価値があるのか、お金や時間が無駄にはならないのかと考えてしまうのは当然のことかもしれません。
せっかくスキルを身につけるのなら、無駄なく学びたいですよね。
この記事では、動画編集を学ぶ上で、動画編集スクールを受講することは無駄なのかどうかを、詳しく解説していきます。
ぜひ、あなたの動画編集スキル獲得の参考にしてください。
動画編集スクールは無駄?
動画編集を学ぶ上で、動画編集スクールを受講することは無駄なのでしょうか?
結論から言えば、決して無駄ではありません。
しかし、世間では「動画編集スクールに通ったけど無駄だった」という声があるのも事実です。
ここからは、動画編集スクールが無駄だと言われる理由と、動画編集スクールが無駄ではない根拠をお伝えしていきます。
それでは順番に見ていきましょう。
動画編集スクールが無駄と言われる理由
動画編集スクールが無駄と言われる理由は、主に3つあります。
- 独学でも十分学習できるから
- スクールは受講料が高いから
- 受講しても必ず結果が出るわけではないから
先にも述べましたが、現在はYouTubeなどで、無料で動画編集のスキルを学ぶことができ、動画編集に関する書籍も、数々出版されています。
そのため、独学でもやる気さえあれば、無料〜数千円ほどのコストで動画編集を学ぶことができるのです。
独学で学べるにもかかわらず、受講料を払ってまで動画編集スクールを利用する価値があるのか、という意見があるのも頷けます。
そして、動画編集スクールで学ぶには、もちろん受講料がかかります。
受講料は、サポート体制やカリキュラムの違いからスクールによって差がありますが、主に数万円から高いものだと数十万円のスクールもあります。
独学ならほぼ無料で学べるということと比べると、スクールが無駄だと言われる理由としては大きいかもしれません。
また、実際に動画編集スクールを受講した上で無駄だと言っている人の中には、「思うような結果にならなかった」という声が多くあります。
動画編集スクールに入れば必ずうまくいくというわけではなく、結果はやはり本人次第です。
日々の復習や練習など、積極的に学ぶ姿勢がないと、思うような結果は得られないでしょう。
スクールに入ったことで満足し、行動が伴わなかった人からすると、「思っていたのと違う」と、無駄に思えてしまっても当然です。
動画編集スクールは無駄ではない
損失回避の法則をご存知でしょうか。
人間は無意識のうちに、「得」よりも「損」を重要視します。
できるだけ損をしたくないため、「スクールに入る利点」よりも「入ったけど無駄だった」という意見に注目してしまいがちですが、動画編集スクールで学ぶことは決して無駄ではありません。
フラットな目線で、動画編集スクールの利点に注目してみましょう。
そもそも、何も知らない状態から動画編集を学ぶ場合、何から学べばいいのか、何を用意すればいいのか、独学の場合、まずそこから調べる必要があります。
独学でスキルを習得できたとしても、そのスキルが正しいのか、他にもっといい方法がないのか、1人で判断することは難しいでしょう。
客観的に自分を見てくれる存在がいることは、スキルの習得と同じぐらい重要です。
添削してもらうことはもちろん、学習の進捗を良い意味で見張られている環境は、学習継続の大きな力となります。
実際に動画編集スクールに通った人の声を調査
実際に、動画編集スクールに入りどう感じたのか、Twitterでの気になる生の声を見ていきましょう。
ここでは、無駄だと感じた人のツイートと、無駄ではないと感じた人のツイートをそれぞれご紹介します。
動画編集スクールが無駄と感じた人の声
9/4で半年が経ち、MEアカデミーの受講が修了しました。
結果から言うと、1円も稼いでいません。
このアカデミーでは仕事のはじめ方はわかりませんでした。
動画編集の基礎的な操作方法は挫折することなく学べました。— ひろみん@動画編集 (@Videoeditor_163) September 7, 2022
災難でしたね。
僕も某有名オンラインスクールの動画編集講座の30万円の借金来月で払い終えます。
メンターが良い方だったので、悪口は言いたくないですが、正直他のことに使えば良かったなと後悔しています。
もう二度とオンラインスクールは利用しません。 https://t.co/uEPt7WN7YN— TuringJapan (@NULLPOP2) June 26, 2022
動画編集のスクールに入会してみたけど、全然良くなかったですね!普通にYouTubeとかで無料で学べるレベルにも達していなかったです笑 高い授業料でした。やはり、自分でなんとかすべきですね!入会すればなんとかなるだろうと受動態にはならないことですね!
— るるる@プロの動画編集 (@lll_edit) August 8, 2021
動画編集スクールに入ったことを無駄だと感じた人に多いのは、「期待外れだった」という意見です。
自分がスクールに何を求めているか、自分はこの先どうなりたいのかを明確にし、それに合ったスクールを選ぶ必要があるようです。
動画編集スクールが無駄ではないと感じた人の声
動画編集は #クリエイターズジャパン で学んだんだけど、以前ポートフォリオをSlackにあげた時はすぐにアドバイスいただけたし、同時期に入会したみんなとも未だに繋がりがあって、みんなの頑張る姿に刺激をもらってます💪✨
独学もいいけど、もし自分一人じゃ不安な方はスクールに入るのもいいよ!— あさみん (@asamin_plus) September 9, 2022
動画編集の勉強を始めて3日経過
有料スクールなんて詐欺だろと思っていた自分を叱りたい先駆者から学ぶ事が1番の近道だということ#動画編集 #動画編集者と繋がりたい
— どんぶり@動画編集 (@XZrpgrLP5vxa5GA) September 8, 2022
正直動画編集スキルは本でも無料のサイトでも学べるけど、やらざるを得ない状況にできたのでスクールに入って良かったと思う。
あぁ、他の人の進捗報告が眩しい。。
— Tana@動画編集者 (@Tana23463371) August 30, 2022
スクール入って、
アドバイスくださったり、
すぐ助けてくださったり、
褒めてくださったり、
応援してくださったり、
身近にそういう方がいるっていうのがとても良かったなと感じてる🥹
・
#動画編集— ありんこ@動画編集 (@_arinkororin_) June 17, 2022
動画編集スクールに入ったことを無駄ではないと感じた人に多いのは、「講師や仲間の存在が大きかった」という意見です。
やらざるを得ない環境に身を置くことで自身の成長を感じられ、スキルの獲得以外に、学ぶ喜びも得ることができるようです。
動画編集スクールが無駄ではない理由
動画編集スクールが無駄ではない理由は、以下の3点です。
- 講師のフィードバックが受けられる
- 情報交換やアウトプットができる
- 効率よく正しく学ぶことができる
それでは見ていきましょう。
理由1.講師のフィードバックが受けられる
動画編集スクールが無駄ではない理由として1つ目は、「講師のフィードバックが受けられる」点です。
独学では、自分の勉強方法が合っているのか、自分の成果物のクオリティはどの程度なのか、判断が難しいでしょう。
プロである講師に客観的に見てもらいフィードバックを受けることは、自身の大きな成長につながります。
これだけでも、スクールが無駄ではないと言えるのではないでしょうか。
理由2. 情報交換やアウトプットができる
2つ目は、同じように学ぶ仲間と「情報交換やアウトプットができる」点です。
通学制のスクールはもちろん、通信制でも、日々の進捗状況や悩みなどを話すことで刺激をもらい、学習をしなければならない環境に身を置くことができます。
自分が学んでいることを誰かに伝えるのは、学習継続の大きな助けになる上、自分よりあとで学習を始めた人の相談に乗ることで、自身のアウトプットにもつながります。
理由3. 効率よく正しく学ぶことができる
3つ目の無駄ではない理由は、スクールの過去に積み上げられてきたノウハウによって、「効率よく正しく学ぶことができる」点です。
無料で学習できる動画などは、品質も様々で、間違った情報があるのも事実。
スクールは過去の実績が見える分、安心感がありますね。
動画編集スクールを無駄にしない方法
動画編集スクールで学ぶことを無駄にしないための方法は、以下の3点です。
- 自分に合ったスクールを選ぶ
- 受講したことで満足しない
- スクールの利点をフルに活用する
無駄にしない方法がわかれば、安心して学ぶことができますね。
方法1. 自分に合ったスクールを選ぶ
まず、動画編集スクールを無駄にしない方法の1つ目としては、「スクール選び」が重要です。
スクール選びのポイントは2つあります。
ひとつは、実績の高いスクールを選ぶこと。
もうひとつは、自分に合ったスクールを選ぶこと。
現在動画編集スクールは数えきれないほど存在し、スクールの質はピンからキリまで様々です。
スクールに入ったことを無駄にしないためには、実績のある質の高いスクールを選ぶほうが安心です。
また、自分が動画編集を学ぶ理由によってもスクール選びは変わってきます。
就職や転職のために、少しでも早く技術を身につけたい人は短期集中型。
副業やフリーランスとして稼ぎたい人は、高品質なポートフォリオが作れ、案件の取り方までレクチャーしてくれるスクールの方がありがたいでしょう。
多くの動画編集スクールが、無料説明会や体験講座などを用意しているので、積極的に利用し、自分にぴったりのスクールを見つけましょう。
またその際、ネット上での口コミなども重要な判断基準になります。
方法2. 受講したことで満足しない
スクールを無駄にしないために重要なことの2つ目は、「受講したことで満足しないこと」です。
ただスクールに入れば、自動的にスキルが身につくわけではありません。
講義を受けただけで満足するのではなく、毎日練習や復習をしたり、わからないことは講師に質問したりするなど、積極的に学ぶ姿勢が必要です。
方法3. スクールの利点をフルに活用する
3つ目は、「スクールであることの利点をフル活用すること」です。
つまずいた時は講師やメンターに質問したり、悩みや情報交換を仲間と話したり、学習中はもちろん、修了後のサポートも充実しているスクールもあるので、利用できるサービスはどんどん活用していきましょう。
動画編集スクールが向いている人・向いていない人の特徴
動画編集スクールを選ぶ上で、その人に合ったスクール選びも大切ですが、そもそもスクールで学ぶことに関して、向いている人と向いていない人がいます。
向いていない人がスクールに入っても、無駄だったと感じてしまうかもしれません。
そうならないよう、向いている人の特徴と向いていない人の特徴を見ていきましょう。
動画編集スクールが向いている人の特徴
以下のような人は動画編集スクールに向いていると言えます。
- 独学に不安がある人
- 独学で挫折した経験のある人
- 学習プランを立てることが苦手な人
- 最短で動画編集スキルを身に付けたい人
- 就職や転職を目指している人
- 副業やフリーランスで稼ぎたい人
- 質の高いポートフォリオを作りたい人
- 質問できる環境が欲しい人
独学で動画編集を学ぶ場合、学習プランもなく、講師やメンターなどの頼れる存在もいないので、すべて一人で進めていかなければなりません。
そのため、プランを立てることが苦手な人は、学習に集中するためにもスクールに入った方が賢明です。
同じ理由から、過去に独学で挫折している人も、独学よりもスクールに入る方が向いていると言えるでしょう。
また、動画編集のスキルを身に付け、このスキルを活かして就職や転職を考えている人も、効率よく短期間で学べるため、スクールに入る方が近道です。
副業やフリーランスで稼ぎたい人も同様に、スクールが向いていると言えます。
スクールによっては、スキルの習得だけでなく、ポートフォリオ作成や案件の取り方までレクチャーしてくれるところもあるため、自分がどうなりたいかでスクール選びをするのがおすすめです。
動画編集スクールの良いところは、講師やメンターがおり、いつでも相談できる環境にあるという点です。
さらに、同じように学ぶ仲間もいるため、励ましあったり、情報交換をしたりして、良い刺激を得られます。
質問できる環境が欲しい人や、コミュニケーションが苦ではない人も、スクールが向いていると言えるでしょう。
動画編集スクールが向いていない人の特徴
反対に、以下のような人は動画編集スクールに向いていないと言えます。
- 受講すればなんとかなると思っている人
- 積極的に学ぶ意欲のない人
- 検討せずに勢いで入ってしまう人
- スクールに疑いを持っている人
- コミュニケーションが苦手な人
- 独学でも自分のペースで学習できる人
「スクールに入ればもう安心」「受講さえすればなんとかなる」と思ってしまう人は、動画編集スクールには向いていません。
スクールに入っても、学ぶ意欲や積極性がないと、学んだことは身についていきません。
また、スクールに対して「本当にこれでできるようになるのか?」と疑いながら学ぶ人も、スクールには向いていないと言えるでしょう。
スキルを身に付けた先にある目的は人それぞれなので、自分に合った動画編集スクールを選ぶことは重要です。
検討もせずに勢いで入ってしまうような人も、向いていません。
コミュニケーションが苦手な人や、独学でも自分で学習を進められる人は、マイペースな独学の方が、気が楽かもしれません。
まとめ:動画編集スクールは無駄?【実態を詳しく解説】
今回は、動画編集を学ぶ上で、「動画編集スクールに入ることは無駄なのか?」と悩んでいる人に向けて、動画編集スクールが無駄ではない理由や、無駄にしない方法、実際にスクールに入った人の感想などをご紹介しました。
重要なのは、自分がスクールに何を求め、自分がどうなりたいかを明確にすること。
多くの動画編集スクールの中から自分に合ったスクールを見つけ出すことが、受講を無駄にしない第一歩です。
そしてもう一つ重要なのは、スクールに入っただけで満足しないことです。
スクールに入っただけでは、理想の自分にはなれません。
積極的に学び、どんどんスクールを活用していきましょう。
動画編集スクールを選ぶ際、たくさんあり過ぎてどこにしたら良いのか悩んでしまうかもしれません。
しかし裏を返せば、その分理想のスクールもきっと存在します。
動画編集スクールでの学びを無駄にしないために、自分にぴったりのスクールを見つけ、なりたい自分に近づいてくださいね。