本記事は、動画編集の副業が稼げるのか、その始め方や稼ぎ方などについて解説しています。
その他にも、動画編集の勉強法やスクールの紹介、動画編集への向き不向きについてもまとめていますので、副業として始めようと検討している方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
動画編集の副業を始める方法
まずは動画編集の副業を始める方法をご紹介します。
方法1. 知り合いから動画編集の案件を貰う
自分の知り合いに動画関連の仕事に携わっている方がいる場合、編集の案件を紹介してもらえることがあります。
特に今はYouTubeでの動画市場が大きいため、YouTubeで収益を得ているような方であれば動画編集を外部に委託することもあるでしょう。
動画制作を主とした会社に勤めている方がいる場合も、案件を紹介してくれる可能性があります。
他にも、知り合いにあらかじめ自分の活動状況を把握してもらうと、知り合いがさらに外から案件を引っ張って紹介してくれることもあるので、事前にチャンスを得られる網を張っておくのも1つの方法です。
知った間柄というハンデを上手く交渉に使うことで、初対面の人よりも比較的安心して案件の話を進めることができるメリットがあるのです。
方法2. SNSで動画編集の案件を貰う
SNSが普及した今だからこそできる手法として、SNSでの案件獲得という方法もあります。
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを介して、こちら側から打診するか相手から依頼が来るかの2パターンになりますが、始めて間もない方だと自ら案件をもらいに行くことがほとんどです。
SNSで案件を狙うとなると、自分のスキルを証明できるポートフォリオも用意しておく必要があります。
SNSだけでなく、YouTube上でも募集をかけている場合があるので、収益化している動画投稿者が募集していれば積極的に応募するのも良いでしょう。
ただし、個人間でのやり取りになることが多いこともあり、トラブルが起きる可能性もあるので、話し合いは慎重に行うよう注意する必要があります。
方法3. クラウドソーシングで動画編集の案件を貰う
クラウドソーシングでは、未経験者の方でも案件をもらいやすく、他の方法よりも比較的受けやすくなっています。
主なものとして、クラウドワークスやランサーズなどがあり、簡単な案件が豊富にあるのが特徴です。
中には、ポートフォリオとして利用可能な案件もあるので、実績作りもかねて応募できるのも利点と言えます。
一方で、1つ1つの案件の単価が安い傾向にあるため、実績作りとして利用した後に、高単価な案件への応募や、SNS及び知り合いからの案件獲得を狙うなどしてステップアップすることも念頭に置いておきましょう。
クラウドソーシングにはお互いを評価できる制度もあるので、手を抜かずしっかりと案件をこなしていき高評価につなぐことができれば、直接案件をもらえることもあります。
動画編集のスキルを身につける方法
続いては動画編集のスキルを身につける方法をご紹介します。
方法1. 参考書で勉強する
参考書を購入して勉強すれば、動画編集のスキルを身に付けることができます。
使うソフトごとで本の種類も分かれているので、購入しようか検討している方はどれが最適かよく考えた上で選びましょう。
また、ただ動画編集のスキルについてまとめられた内容だけでなく、個人事業主として必要な知識や企業ニーズに対応できる術、動画でのマーケティングについてなど追加要素を学べる本もあります。
動画編集のスキルを身に付けるだけでなく、さらにその先を見据えて動きたい方は、書店やオンラインストアで参考書を選んでみることもアリです。
初心者向けの本もありますが、ある程度のスキルを身に付けた人からも読まれる本もあるため、両方そろえておくと良いでしょう。
方法2. YouTubeで勉強する
YouTubeを使うと、より実践的に動画編集のスキルを身に付けることが可能です。
YouTubeで勉強するには、動画編集のスキルについて学べる動画を見るパターンと、自らYouTubeのチャンネルを解説し実際に編集した動画をアップするパターンがあります。
YouTubeの動画を見て学ぶのは金銭的なコストがかからないので、費用を抑えたい方におすすめです。
自らYouTubeのチャンネルを開設して動画をアップする方法は、実際に手を動かして学ぶことができ、ポートフォリオとして使えたり収益化できたりすることにもつながるメリットがあります。
実際にYouTubeを運営するスキルが身に付けば、YouTube方面の案件に対応可能にもなるので、より案件を集中して狙うこともできるのです。
方法3. 動画教材で勉強する
オンラインの動画教材で勉強する方法もあります。
こちらの方法はYouTubeの動画を見てスキルを学習することも含まれていますが、具体的にはYouTube以外でも無料で学べるサイトから動画を見ることも含んでいるので、より動画学習に特化した方法です。
動画編集ソフトを提供しているAdobeをはじめとした様々な公式サイトで、それぞれの動画編集ソフトの操作方法の初期段階を無料で学ぶことができます。
その中でも、世界最大級で動画教材を持ち合わせているUdemyは、動画編集のカテゴリもそろえており、有料ではありますがコスト相応の質の高い学習が可能です。
動画を見つつ編集ソフトを触ることもできる利点があり、参考書で学ぶ方法とは違った強みがあります。
方法4. 動画編集スクールに通う
スクールで動画編集のスキルを学べば、未経験から副業としてしっかり稼げるまでの道筋を知ることが可能です。
その道のプロの方が講師として教えてくれるので、実践的かつ疑問点も解決しやすい学習環境の実現もできます。
スクールに通う以上ある程度のコストはかかってしまいますが、それでも副業でしっかりと稼ぐことができれば十分元を取ることができるでしょう。
他にも、人脈を作って案件の紹介につなげたり、挫折しにくい環境で勉強できたり、何よりスクールのカリキュラムは効率重視で組み込まれているため、どの方法よりも利点が目に見えてわかります。
スクールによっては、副業としてサポートしてくれるところもあるので、通うことを検討する際はしっかりと下調べしておきましょう。
おすすめの動画編集スクール３選
続いてはおすすめの動画編集スクール３選をご紹介します。
1. デイトラ
デイトラとは、業界最安級の料金で学べる完全なオンラインスクールです。
プロの方から丁寧な添削やアドバイスをもらえるだけでなく、YouTubeに特化したスキルを学ぶことができます。
カリキュラムに関しても、最新のものにアップデートされていくのですが、その際には教材など追加料金が無く、学習期間を過ぎても見放題というとてもユーザーにありがたい仕様です。
学習ステップとしては基礎編だけでなく、業務レベルでスキルを身に付けられる応用編や、サムネイル作成に必要なPhotoshopについても学ぶことができます。
もちろん案件獲得の手順や、ポートフォリオの作成、営業のノウハウについても教えてもらえるので、今後の副業につなげるルートも確保しやすくなっている魅力的なスクールです。
2. テックアカデミー
テックアカデミーでは、メンターの方と週2回話す機会が設けられていたり、課題のレビューを何回でもお願いできたりするなど、より利用者に寄り添ったスクールになっています。
講師陣も現役の方ばかりなので、最前線で活躍している方から直々にスキルや知識を教えてもらうことが可能です。
また、テックアカデミーの受講者限定特典の1つとして、転職サポートが無料かつ企業からのスカウトも来る支援体制があり、スクールを卒業した後のキャリア形成にも力を入れています。
主にAdobeのPremiere Proについて学び、その中で動画編集のスキルを身に付けていく形です。
スクールで使用した教材は、デイトラ同様に卒業後も閲覧可能になっているので、復習の際に気軽に使うこともできます。
3. ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーでは、未経験からでもしっかりと学べる環境が整っており、用意されたカリキュラムは実践的で、講義もプロのクリエイターが監修しているほどです。
案件を想定した動きや案件獲得に必要不可欠なポートフォリオの制作などにも力を入れており、ただスキルを学べるだけではないサポート体制も完備されたスクールになっています。
通学とオンラインのどちらかを選ぶことも可能で、質問に関しても24時間受付をしているため、自分のペースで進めやすいのも魅力です。
他にも、Adobeのソフトを割引価格で使用できたり、就職や転職に向けての一貫したサポートも行ったりするなど、多くの方々におすすめされている理由がわかります。
動画編集の副業で稼ぐ手順
続いては動画編集の副業で稼ぐ手順をご紹介します。
手順1. 動画編集スキルを身に付ける
まずは、動画編集のスキルを身に付けるところから始める必要があります。
参考書や動画教材、スクールなど様々な学習方法の中から一番自分に合う方法を選び、他にも学習にかかるコストやおおよその時間配分などを考えた上で決めましょう。
そうした下準備をした後に、動画編集のスキルを学ぶことになります。
この段階では、動画編集のスキルだけでなく、案件獲得のために欠かせない営業についてのノウハウもある程度知っておくことで、よりスムーズに副業へつなげることが可能です。
スクールではなく参考書や動画教材など自分1人で学んでいる方は、モチベーション維持ができるよう注意しておく必要もあります。
手順2. ポートフォリオを充実させる
次は、ポートフォリオを充実させましょう。
動画編集のスキルを学んでいく中で、ポートフォリオの作成に触れる機会があれば、その都度自分の学んだスキルや知識を存分に活かすことで、その時点での自分の力量を把握することも可能です。
講師や仲間からの貴重なフィードバックを得ることができれば、それを参考に自分のポートフォリオの質を向上させていくことで、案件につながる可能性をさらに高めることができます。
ポートフォリオの作成は、自分の実力がわかるだけでなく、動画編集スキルのアウトプットやレベルアップにもなるので、とても大切なポイントです。
ポートフォリオが出来上がったら、SNSやブログなど自分を発信する媒体に載せておくだけでも営業のようになるので、日の目を浴びるところにアップしておくのもアリです。
手順3. 案件を獲得する
動画編集のスキルを身に付け、ポートフォリオもある程度完成させれば、次は案件獲得の段階に進むことになります。
先ほどもあったように、SNSやブログなどにあらかじめ自分のポートフォリオを載せておいたり、クラウドソーシングを有効活用したりして案件獲得を目指しましょう。
最初から高単価な案件は狙いにくく、どうしても最初は安価な案件になりがちですが、実績作りもかねて多くの案件に応募することで獲得のチャンスを掴みやすくできます。
案件ごとに内容は異なるので、しっかりと応募条件や基本的な規約を確認することも大切です。
知り合いに案件を持ってそうな方がいれば、あらかじめ自分の状況を教えることで案件獲得につながる網を張ることもできるので、事前にやっておく分には損もしないでしょう。
手順4. クライアントを満足させる仕事をする
案件を獲得できれば、あとはクライアントの指示に従って仕事をこなすのみです。
クライアントとの契約事項をしっかりと守り、1つずつ仕事を丁寧にこなしていけば、今後も案件を紹介してくれたり、直接契約を交わし単価アップにつながったりすることもあります。
また、クライアントと契約をしてある程度月日が経過し、こなす案件も増えていけば、自分から単価アップの交渉を行うことも可能です。
ただし、抱えきれないほどに多くの案件を引き受けてしまわないよう注意が必要です。
自分の業務スピードやスケジュールを加味した上で、クライアントを満足させられる仕事ができるかを考えることも重要です。
動画編集の副業が向いている人・向いていない人の特徴
続いては動画編集の副業が向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。
動画編集の副業が向いている人の特徴
動画編集の副業は、納期に間に合うようコツコツと作業を進めて、必要な時にしっかりとコミュニケーションを取ることが必要になるため、そういったことが得意な方は向いていると言えるでしょう。
また、動画編集は細かい作業をすることで質を高めることができる仕事なので、向いてるのは細やかな作業が苦でない方です。
副業として収入を確保したい方や、純粋に動画や映像に興味を持っている方にも向いています。
中には、働く場所や働き方に縛られたくないという考えから、独立して自分のペースで働きたいという方も多い傾向にあるので、そういった考えを持つ方は一度検討してみるのも良いでしょう。
動画編集の副業が向いていない人の特徴
動画編集の副業に向いていない人の特徴として挙げられるのが、動画や映像に興味がなかったり、コツコツした作業が苦手だったりすることです。
動画編集は、1つの作品を作り上げる作業といっても過言ではなく、地道な作業を経て初めて出来上がりとなる業務です。
もし苦手意識があれば、その業務もスムーズに進まない可能性が高まってしまいます。
クライアントとの契約事項や、納期を守れない方も向いているとは言えないでしょう。
コミュニケーションが苦手な場合も、クライアントとの話し合いに支障をきたす可能性があるので向いているとは言い難いです。
まとめ：動画編集の副業は稼げる？始め方や稼ぎ方を徹底解説
動画編集の副業を始める方法や、稼ぐ方法を解説してきました。
何事も初めてやって上手くできるなんてことはなく、しっかりと準備したり勉強したりすることが肝心です。
特に動画編集を副業でやるのであれば、地道に1つずつ勉強の階段を上がり、案件を1つずつ丁寧にこなしていくことが必要になります。
参考書の購入、スクールでの受講、動画教材の活用などでスキルや案件獲得のノウハウを身に付け、ちゃんと副業につなげることができれば、あとはスキルアップや実績作りなどで単価アップの道も開けるでしょう。
SNSや知り合いの伝手などを上手く活かすことも念頭に置いておくと、相手からオファーが来ることも期待できます。
動画編集を副業でやりたいと考えている方や少しでも興味を持っている方が、本記事を少しでも参考にしてくださると幸いです。
